インターネットイニシアティブ(IIJ)は、5月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめ、前月から攻撃件数が約3割減少した反面、前月を大きく上回る規模の攻撃が観測されていると報告しました。
同社が提供するサービスやバックボーンを通じて観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめたもので、同月の攻撃は312件で、前月の450件から大きく減少しました。1日あたり10.1件となり、前月から4.9件減となりました。しかしながら、依然として7日間において15件以上の攻撃を観測し、5月8日には20件を超える攻撃を確認しています。
もっとも規模が大きかった攻撃は、DNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃です。約404万ppsのパケットにより約27.3Gbpsのトラフィックが発生し、前月の約130万pps、約13.0Gbpsを大きく上回っています。
もっとも長く継続した攻撃は、DNSプロトコルを用いたUDPフラッド攻撃で、6時間18分にわたり攻撃が継続し、最大で71.2Mbpsの通信が発生しています。
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