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Gmail:BIMIとDMARC標準による信頼性と識別性の向上

Googleは5月3日、Gmailユーザーが合法的な送信者を識別するための新しい機能をリリースしました。この新しい機能は、メールリストやメールを開くときに、送信者の名前の横に青色の確認チェックマークを表示します。このマークを見ると、ユーザーはそのメールが認証済みの送信者から送信されたものであることを確認でき、詐欺や偽の身元の問題を心配する必要はありません。

Googleは、この新しい機能は、ユーザーが合法的な送信者を識別し、スパムメールやフィッシング攻撃の可能性を減らすために提供されたものであると述べています。この機能は、BIMI(Brand Indicators for Message Identification)とDMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)の2つのメール認証規格を使用して、送信者の身元を認証します。この機能は、Workspaceアカウント、G Suite、ビジネスアカウント、個人Googleアカウントのすべてで利用可能です。

BIMIの主な機能は、認証済みの送信者がブランドのロゴをメールの横に表示できることです。これにより、メールの識別度と信頼性が向上します。BIMIを実装するには、送信者はDMARCポリシーを実行し、遵守する必要があります。DMARCは、IPアドレスの権限を認証し、機関が電子メールを送信するためのドメインとサーバーを代表することができるSPF(Sender Policy Framework)とDKIM(DomainKeys Identified Mail)の2つの認証方法を組み合わせた、ドメインベースの電子メール認証プロトコルです。SPFは、送信者のIPアドレスが認可されたものであることを確認し、電子メールを送信する機関のドメインとサーバーを代表することができます。DKIMは、メールにデジタル署名を付けて、メールが改ざんされていないことを証明します。

この新機能は、合法的な送信者を識別することで、スパムメールやフィッシング攻撃の可能性を減らすことができます。BIMIとDMARC規格を使用することで、電子メールの信頼性と識別性を高めることもできます。

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